保育士実技試験のピアノは、楽譜を選び、歌と伴奏を別々に練習してから合わせる方法で対策します。試験では課題曲を2曲とも弾き歌いし、公式楽譜は無料でダウンロードできます。
伴奏には、公式のコード進行に沿った市販の簡単な楽譜も使えます。歌いやすい高さに移調してもかまいません。練習はゆっくりのテンポから始め、2曲を通して録画して見直します。ピアノが苦手でも、難しい伴奏に取り組む必要はなく、歌いながら弾ける楽譜から練習を始められます。
\弾き歌いを動画で学ぶ/
保育士実技試験のピアノは課題曲2曲の弾き歌い
音楽の実技では、幼児に歌って聴かせる場面を想定して演奏します。
課題曲と公式楽譜を確認する
2026年の課題曲は、前期・後期とも次の2曲です。
- 「うれしいひなまつり」(作詞:サトウハチロー/作曲:河村光陽)
- 「山の音楽家」(訳詞:水田詩仙/ドイツ民謡)
公式楽譜のPDFは、全国保育士養成協議会の令和8年実技試験(前期)試験分野のページからダウンロードできます。
弾き歌いする範囲は、公式楽譜に示された部分です。前奏・後奏の追加は自由です。(出典:令和8年実技試験(前期)試験分野・実技試験(後期)概要/2026年10月確認)
歌・伴奏・リズムの表現が見られる
求められるのは、歌・伴奏の技術・リズムなどを通して、豊かな表現ができることです。
次の演奏は採点の対象外とされています。
- 曲全体を通して、伴奏せず歌だけを歌う
- 曲全体を通して、歌わず伴奏だけを弾く
- 歌と同じ旋律だけを弾きながら歌う
細かい採点基準や配点は、公式の試験分野のページやQ&Aには掲載されていません。2分野の合格ラインは、保育士試験の実技の組み合わせと選び方で解説しています。(出典:令和8年実技試験(前期)試験分野・保育士試験Q&A/2026年10月確認)
もう1つの分野の対策は、「保育士実技試験の造形の対策」「保育士実技試験の言語の対策」で解説しています。
ピアノが苦手な人の楽譜の選び方

市販の楽譜は、試験の条件に合うことと、歌いながら弾ける難しさであることを確かめて選びます。
公式の楽譜のコード進行が基準になる
公式楽譜に書かれたアルファベットの記号(コード記号)は、伴奏に使う和音を示しています。市販の楽譜でも「添付楽譜のコード進行から機能的な変更が生じないようにする」という条件を守ります。
移調していない楽譜なら、コード記号を公式楽譜と1小節ずつ見比べます。違う記号があり、条件に合うか判断できない場合は、出版社や講師に確認してから使います。(出典:令和8年実技試験(前期)試験分野/2026年10月確認)
歌いながら弾ける楽譜を選ぶ
市販の伴奏譜には、子どもが歌うときの伴奏として作られた難しいものもあります。購入前に見本の楽譜や模範演奏で、伴奏の難しさを確認します。
ピアノだけで弾けるかではなく、歌を合わせても手が止まらないかを目安に選びます。(出典:四谷学院公式ブログ「実技試験音楽の攻略 カギは楽譜」/2026年10月確認)
歌いやすい高さに移調してもよい
曲全体の音の高さを変える「移調」では、歌と伴奏の両方を同じ幅で上げ下げします。
自分で楽譜を書き換えられなくても、歌いやすい高さに移調された伴奏譜を使えます。移調するとコード記号もすべて変わるため、公式楽譜と違っていても、それだけで条件違反にはなりません。(出典:令和8年実技試験(前期)試験分野/2026年10月確認)
歌と伴奏を合わせる練習方法

歌と伴奏を別々に練習してから合わせ、最後に2曲を通して録画します。
歌と伴奏を別々に練習する
歌は、楽譜で歌詞とメロディを確認し、伴奏なしで声に出して練習します。ピアノは右手・左手をそれぞれ練習してから、両手で合わせます。(出典:四谷学院公式ブログ「実技試験『音楽』科目 ピアノが苦手な方必見!おススメ練習法」/2026年10月確認)
ゆっくりのテンポで合わせる
メトロノームを使い、歌と指の動きがそろうゆっくりの速さで練習します。慣れたら、楽譜や模範演奏を参考に、曲に合う速さへ少しずつ近づけます。
両手で弾きながら歌うのが難しい人は、まず歌と右手だけ、歌と左手だけを合わせて練習します。(出典:島村楽器 梅田茶屋町店「令和8年(2026年)度保育士試験対策レッスン開講中!課題曲『うれしいひなまつり』『山の音楽家』」・四谷学院公式ブログ「ミスをしても元気に歌おう!実技試験合格者の声をご紹介します」「実技試験『音楽』科目 ピアノが苦手な方必見!おススメ練習法」/2026年10月確認)
2曲を通して録画する
録画では、間違えても撮り直さず、2曲とも最後まで続ける練習をします。
撮影後は、歌声が伴奏に埋もれていないか、途中で速さが変わっていないかを確認します。模範演奏とも聞き比べ、気になった箇所を練習し直します。(出典:四谷学院公式ブログ「ミスをしても元気に歌おう!実技試験合格者の声をご紹介します」「令和8年後期保育士試験実技対策を自宅で!添削指導オプション申込受付開始!」/2026年10月確認)
ピアノの添削がある通信講座
スタディングと四谷学院では、演奏動画を提出して講師の添削を受けられます。
※スタディングは添削つきコースの添削期間内に限ります。四谷学院は添削指導オプションの申込みが必要です。
スタディングは、提出した演奏動画に対して、評価やアドバイスを書いた評価シートが返ってきます。(出典:スタディング「スタディング保育士講座 実技試験対策講座とは」/2026年10月確認)
四谷学院は、ドレミと指番号が書かれた課題曲の伴奏付き楽譜と、講師の手元が映る模範演奏動画で練習できます。添削指導オプションは各分野先着100名で、試験ごとに申込期間が決まっています。(出典:四谷学院「実技試験対策(保育士講座)」/2026年10月確認)
\ドレミ付き楽譜で練習する/
当日のピアノと楽譜の持ち込み
ピアノは自分の楽器を持ち込まず、会場に置かれたものを使います。
会場のピアノは電子ピアノの場合もある
会場に置かれているのは、グランドピアノ・アップライトピアノ・電子ピアノのいずれかです。試験分野のページには、会場ごとの種類は掲載されていません。
鍵盤の重さや響きは、ピアノの種類によって違います。自宅の楽器でしか練習していない人は、貸しスタジオやピアノ教室で、ほかの種類のピアノでも弾き歌いを練習します。(出典:令和8年実技試験(前期)試験分野・四谷学院公式ブログ「実技試験『音楽』科目 ピアノが苦手な方必見!おススメ練習法」/2026年10月確認)
楽譜は紙だけ持ち込める
スマートフォンやタブレットの画面で楽譜を見ながら弾くことはできません。公式楽譜のPDFは印刷し、市販のものは紙で持参します。(出典:令和8年実技試験(前期)試験分野・実技試験(後期)概要/2026年10月確認)
保育士実技試験のピアノでよくある質問
次の試験に向けた課題曲の確認時期と、片手演奏で注意したい条件についての質問です。
まとめ|保育士実技試験のピアノは楽譜を選び、歌と伴奏を合わせて練習する
保育士実技試験のピアノは、楽譜を選び、歌と伴奏を別々に練習してから合わせる方法で対策します。弾き歌いするのは、課題曲2曲の公式楽譜に示された部分です。
使う楽譜は、公式のコード進行に沿い、歌いながら弾ける難しさのものを選びます。歌いやすい高さに移調してもかまいません。練習はゆっくりのテンポから始めます。
2曲を通して録画し、歌声が伴奏に埋もれていないか、途中で速さが変わっていないかを見直します。自分では判断できない部分は、講師の添削で確認できます。
\演奏動画で添削を受ける/
