保育士資格を通信で取る方法|通信講座と通信制の大学・短大の費用と期間を比較

保育士資格を通信で取る方法|通信講座と通信制の大学・短大の費用と期間を比較

保育士資格を通信で取る方法は、通信講座で学んで保育士試験に合格するか、通信制の大学・短大で保育士養成課程を修めて卒業するかの2つです。通信講座を受講しただけでは、資格は取れません。

通信講座の受講料は約2万〜8万円で、標準学習期間は6〜12ヵ月です。通信制の大学・短大は卒業までに約45万〜80万円かかり、期間は編入学なら最短2年、1年次入学なら3〜4年です。

通信講座で目指す場合は保育士試験への合格が必要で、令和7年度の合格率は約19.4%です。通信制の大学・短大は試験がない代わりに、実習とスクーリングに参加する時間が必要です。

まずは保育士試験の受験資格を確認しましょう。受験資格があり費用と期間を抑えたい方には通信講座が向いていますが、受験資格がない方や幼稚園教諭免許も取りたい方は、希望する資格に対応した通信制の大学・短大を検討しましょう。

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確認ポイント通信講座通信制の大学・短大
費用約2万〜8万円
(受講料・税込)
約45万〜80万円
(卒業までの概算)
期間標準学習期間6〜12ヵ月2〜4年(入学区分による)
試験・実習保育士試験あり
資格取得のための実習なし
保育士試験なし
実習・スクーリングあり
条件保育士試験の受験資格が必要各校の入学資格(高校卒業など)が必要

※合格率はこども家庭庁「保育士試験の実施状況(令和7年度)」より当サイトで算出。通信講座はキャリカレ・ヒューマンアカデミー・ユーキャン・四谷学院、大学・短大は小田原短期大学・聖徳大学の公式サイトより(2026年9月確認)。通信講座の受験手数料などは別途かかります。

通信講座を検討している方は、四谷学院の無料資料で教材と受講料を確かめてから講座を選べます。

目次

保育士資格を通信で取る方法は2つ

保育士資格を通信で取る2つの方法(通信講座で保育士試験に合格する/通信制の大学・短大で保育士養成課程を修めて卒業する)

保育士資格は、保育士試験に合格するか、指定保育士養成施設で所定の課程を修めて卒業・修了するかのどちらかで取得でき、どちらも通信で目指せます。

通信講座で学んで保育士試験に合格する

通信講座は保育士試験の対策をするための講座で、資格を得るには講座とは別に保育士試験に合格する必要があります。

試験は筆記9科目と実技で、通信講座を修了しても科目は免除されず、独学の人と同じ試験を受けます。独学との違いは保育士資格は独学で取れる?で解説しています。

通信制の大学・短大で保育士養成課程を修めて卒業する

都道府県知事の指定を受けた通信制の大学・短大で、保育士養成課程に必要な科目や実習を修めて卒業・修了すると、保育士試験を受けずに資格を取得できます。課程によっては、短大卒業後に専攻科の修了も必要です。

同じ学校でも、保育士資格が取れないコースがあります。たとえば小田原短期大学の通信教育課程では、保育士資格を取れるのは「こども保育コース」で、「こども教育コース」では取れません。入学前に、保育士養成課程のあるコースかを募集要項で確認しましょう。出典:小田原短期大学保育学科通信教育課程「学費について」(2026年9月確認)。

通信講座と通信制の大学・短大の費用と期間を比較

通信講座は、通信制の大学・短大より費用を抑えて資格取得を目指せます。期間は、通信講座なら試験の合格時期、大学・短大なら入学区分と単位の修得状況によって変わります。

費用の違い

通信講座は受講料と受験手数料1回分で約3.3万〜9.3万円、通信制の大学・短大は卒業までに約45万〜80万円かかります。

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取り方・学校の例費用の目安金額の範囲・条件
通信講座約3.3万〜9.3万円受講料(税込)+受験手数料1回分
事務手数料・交通費・登録費用などは別途
通信制短大
小田原短期大学
3年間で約80万円専攻科を含む課程の目安
教材費・実習費などを含む
通信制大学
聖徳大学
1年次入学:4年間で約80万円
3年次編入:2年間で約45万円
公式FAQの卒業までの概算
取得する免許・資格によって異なる

※通信講座はキャリカレ・ヒューマンアカデミー・ユーキャン・四谷学院の受講料に受験手数料12,700円(全国保育士養成協議会)を加えた概算、学校は小田原短期大学・聖徳大学の公式サイトより(2026年9月確認)。

再受験や在学延長には追加費用がかかります。大学・短大を選ぶ場合は、スクーリングや実習に通う交通費・宿泊費も予算に含めてください。講座ごとの受講料は、主な通信講座で紹介しています。

資格取得までの期間の違い

通信講座の標準学習期間は6〜12ヵ月、通信制の大学・短大は編入学なら最短2年、1年次入学なら3〜4年です。ただし通信講座は、受講を終えても保育士試験に合格するまで資格は取れません。

取り方・学校の例学習・在学期間の目安
通信講座標準学習期間6〜12ヵ月
資格取得は保育士試験の合格後
通信制短大
小田原短期大学
正科生2年+専攻科1年の計3年
通信制大学
聖徳大学
1年次入学:最短4年
3年次編入:最短2年

※通信講座の標準学習期間はキャリカレ・ヒューマンアカデミー・ユーキャン・四谷学院、学校の期間は小田原短期大学保育学科通信教育課程「学費について」、聖徳大学通信教育部「入学について」より(2026年9月確認)。編入には各校の出願条件を満たす必要があります。

通信講座で目指す場合は、年2回の保育士試験に合わせて学習を進めます。不合格科目が残れば次の試験まで期間が延びます。大学・短大も、必要な単位や実習を終えられなければ、卒業・修了までの期間が延びます。

通信講座と通信制の大学・短大の試験・実習・取得資格の違い

通信講座と通信制の大学・短大の違い(保育士試験・実習・スクーリング・取得できる資格)

通信講座は試験に合格すれば実習は不要、通信制の大学・短大は試験がない代わりに実習が必要で、幼稚園教諭免許も取得できる課程があります。

保育士試験を受けるのは通信講座だけ

通信講座で目指す場合は保育士試験への合格が必要です。令和7年度の受験申請者数から計算した合格率は約19.4%でした。一方、通信制の大学・短大は、保育士養成課程を修めて卒業・修了すれば、保育士試験を受けずに資格を取得できます。

保育士試験は一度ですべてに合格する必要はありません。合格した筆記科目は、合格した年を含めて3年間有効で、残りの科目を次の試験で受けられます。試験内容や難易度は保育士資格は独学で取れる?で詳しく解説しています。

なお、通信制の大学・短大にも、単位を修得するための科目ごとの試験はあります。

通信制の大学・短大の保育士養成課程では実習が必要

実習は保育所と施設で行い、小田原短期大学の場合は2週間を3回です。幼稚園教諭免許も取得する場合は、原則として継続した20日間の教育実習も必要です。

働きながら学ぶ方は、実習期間中に仕事を休めるかを入学前に確認してください。スクーリングにも時間が必要で、対面授業・オンライン授業・録画授業など、実施方法は学校や科目によって異なります。

試験対策の通信講座には、資格取得のための実習はありません。ただし、実技試験に向けた演奏・絵画・読み聞かせなど、選択分野の練習は必要です。

通信制の大学・短大には幼稚園教諭免許も取得できる課程がある

小田原短期大学の「こども保育コース」では、保育士資格と幼稚園教諭二種免許状の両方を目指せます。学校やコースによって取得できる免許・資格が違うため、募集要項で確認しましょう。

ここで紹介する試験対策の通信講座では、幼稚園教諭免許は取得できません。幼稚園教諭として働くことも考えている方は、両方の資格・免許に対応した課程を選ぶと、応募先の選択肢が広がります。

※合格率はこども家庭庁「保育士試験の実施状況(令和7年度)」より当サイトで算出。欠席者を含む受験申請者数が母数です。
※実習・課程の内容は小田原短期大学保育学科通信教育課程の公式サイトより(2026年9月確認)。

通信講座と通信制の大学・短大はどちらを選ぶべき?

受験資格があり保育士資格だけでよければ通信講座、受験資格がないか幼稚園教諭免許も取りたいなら通信制の大学・短大です。

受験資格があり費用を抑えて目指す人は通信講座

大学・短大の卒業者は、学部や学科を問わず保育士試験を受けられます。受験資格があれば、費用も期間も抑えられる通信講座で合格を目指せます。

実習のためにまとまった休みを取る必要がなく、自宅で学習を進められます。ただし、試験当日に仕事がある場合は、休みの調整が必要です。

高卒などで受験資格がない人は通信制の大学・短大を検討

受験資格がない方は、高校卒業などの入学条件を満たす通信制の大学・短大で、保育士養成課程に進む方法があります。実務経験がなくても資格取得を目指せます。

最終学歴が高卒で、平成3年4月1日以降に卒業した方が試験を受けるには、原則として児童福祉施設で2年以上かつ2,880時間以上の実務経験が必要です。該当する方は、実務経験を積んで受験する方法と、学校で学ぶ方法を比較してください。中卒の方の条件も含めて、学歴別の受験条件で確認できます。

幼稚園教諭免許も取りたい人は両方取得できる通信課程

試験対策の通信講座では幼稚園教諭免許を取得できないため、保育士試験の受験資格がある方も、両方の取得に対応した通信制の大学・短大が選択肢になります。

学校名だけで判断せず、希望するコースで両方を取得できるか、必要な実習に参加できるかを確認してください。

※受験資格は卒業した学校・時期などによって異なります。高校の保育科卒業者などには例外があるため、全国保育士養成協議会「保育士試験Q&A」で確認してください(2026年9月確認)。

保育士試験の対策ができる主な通信講座

受講料は19,800円から79,800円まで幅があり、標準学習期間は6〜12ヵ月です。全科目を学ぶ講座のほか、必要な科目だけ受講できる講座もあります。

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講座受講料(税込)標準学習期間特徴
キャリカレ19,800円
(割引特価)
6ヵ月受講料を抑えられる
ヒューマンアカデミー通常29,500円
(筆記+実技)
筆記1科目5,500円
6ヵ月必要な科目だけ受講できる
ユーキャン64,000円12ヵ月教育訓練給付制度の対象
四谷学院79,800円
(全科目セット)
筆記1科目15,800円
8ヵ月全科目セットは教育訓練給付制度の対象
必要な科目だけ受講できる

※出典:キャリカレ・ヒューマンアカデミー・ユーキャン・四谷学院の各公式サイト(2026年9月確認)。標準学習期間は全科目を学ぶ場合の目安です。
※ヒューマンアカデミーの筆記+実技は、2026年10月1日9時59分まで26,550円(税込)のキャンペーン価格です。
※キャリカレの受講料はキャンペーン価格です。キャンペーンの適用は、インターネットからのお申し込みに限ります。
※同じ講座で、他のキャンペーン・クーポン・アンバサダー割引の併用は不可となります。

5社の受講料・教材・サポート期限を並べて比べたい方は、保育士通信講座はどこがいい?おすすめ5社を全科目・苦手科目の対策別に比較をご覧ください。各講座の教材やサポートは、表の講座名から確認できます。

四谷学院は科目別の受講もできます。必要な科目だけ対策したい方は、無料資料で科目別の受講料を確認してください。

保育士資格の通信に関するよくある質問

通信で保育士資格を目指す前に確認しておきたい疑問に回答します。

50代からでも通信で保育士資格を取れる?

はい、目指せます。保育士試験に年齢の上限はありません。

平成3年3月31日以前に高校を卒業した方は、実務経験がなくても受験できます。通信制の大学・短大を選ぶ場合は、各校の入学条件を確認してください。

働きながら通信で保育士資格を取れる?

はい、目指せます。通信講座なら仕事の前後や休日に学習を進められます。働きながら1年以内の合格を狙うための日程や条件は、保育士資格を社会人が最短で取る方法で解説しています。

通信制の大学・短大を選ぶ場合は、実習や対面授業の日程に合わせて仕事を調整できるか確認してください。

子育てをしながらでも通信で目指せる?

はい、目指せます。自宅での学習時間に加えて、受験日や実習期間中の預け先を確保してください。

通信制の大学・短大では、対面授業に参加する日の調整も必要です。

通信講座に教育訓練給付制度は使える?

この記事で紹介した講座では、ユーキャンの保育士講座と四谷学院の全科目セットが対象です。

利用には雇用保険の加入期間などの条件があるため、申し込み前にハローワークで確認してください。

通信講座で実技試験の対策もできる?

はい、実技対策に対応した講座があります。実技試験は音楽・造形・言語から2分野を選びます。

対応分野や添削の有無は講座によって異なり、実技対策だけを受講できる講座もあります。

通信で保育士資格を取るのにいちばん安い方法は?

受験資格があれば通信講座です。

受講料が最も安いキャリカレの19,800円に受験手数料12,700円を加えても、3万円台で受験できます。受講料だけでなく、追加教材や実技対策の費用も含めて比較してください。

実習なしで保育士資格を取れる?

はい、保育士試験に合格するルートなら、資格取得のための現場実習はありません。

ただし、実技試験は原則として必要です。通信制の大学・短大の保育士養成課程では、実習を履修します。実習の有無や実技試験の内容は「保育士資格は実習なしで取れる?通信講座・通信大学の違いを解説」で詳しく解説しています。

スクーリングに通わずに資格を取れる?

試験対策の通信講座なら、通学せずに学習を進められます。ただし、保育士試験は会場で受験します。

通信制の大学・短大は、オンライン授業の有無だけでなく、対面授業や実習への参加条件も確認してください。

通信講座を受講すれば試験科目は免除される?

いいえ、試験対策の通信講座を修了しただけでは免除されません。

独学の方と同じ筆記9科目と実技を受験します。

独学から通信講座に切り替えてもよい?

はい、切り替えられます。合格した筆記科目は、合格した年を含めて3年間有効です。

科目別に受講できる講座なら、有効期間内の合格科目を除いて、残りの科目だけ対策できます。

まとめ|自分の受験資格と費用・期間に合う取得方法を選ぼう

通信で保育士資格を目指すなら、まず自分に保育士試験の受験資格があるかを確認してください。

受験資格があり、費用を抑えて目指す方には通信講座が向いています。受講料は19,800円から79,800円、標準学習期間は6〜12ヵ月です。現場実習は不要ですが、講座を修了するだけでは資格は取れず、保育士試験への合格が必要です。

受験資格がない方や幼稚園教諭免許も取りたい方は、希望する資格に対応した通信制の大学・短大を探しましょう。卒業までに約45万〜80万円、期間は編入学なら最短2年、1年次入学なら3〜4年です。受験資格がわからない方は、全国保育士養成協議会「受験資格詳細」で学歴や実務経験の条件を確認できます。

通信講座を検討する方は、教材やサポートの内容を比較しましょう。四谷学院は全科目セットと科目別受講に対応しており、無料資料で教材と受講料を確認できます。

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